TRPGでは、GMに非常に強力な裁量権が与えられています。
リプレイでは、キャラクタメイキングで「3回キャラクターを作る」ことをGMが許可していますが、公式ルールではこのようなルールはありません。「あまりに能力値が低いキャラクターだと、TRPGが初めてのPLはゲームを楽しめないかもしれない。」と考えた、このGMの裁量です。
また、シナリオの途中でキャラクターがとった行動の成否の決定は、GMの裁量にゆだねられています。能力値チェックを行うかどうか、行ったとして修正値はどうするか、チェックの結果をキャラクターにどのように返すかを決めるのはGMです。
とはいえ、必要以上に難しく考える必要はありません。
何度かプレイしているうちに、だんだんと自分なりの「裁量のコツ」が掴めてきます。「PLとプレイを楽しく行いたい」と考えていれば、それで十分かと思います。
なお、筆者なりの「裁量のコツ」をご参考までに。
「できるだけキャラクターを殺さない」
「できるだけキャラクターのアドリブを生かす」
特に、プレイを始めたばかりの頃は、「できるだけキャラクターを殺さない」が大切でした。自分のキャラクターが死んでしまって楽しく思うプレーヤーはいませんからね。