RPGファンが秋の夜長に想うこと

 中秋の名月の時期も過ぎ、いよいよ秋も深まってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 仕事帰りに空を見上げると、もうすっかり暗くなっていることが多いのがこの時期です。月明かり星明かりに誘われてRPGファンが想うのは・・・・、電気がないファンタジー世界の夜って、どれほど暗いのだろうかということ。(笑) 

 筆者は神戸に住んでいます。なかなか、完全に電気の光の届かない夜の世界を体験する機会は少ないです。蛍狩りなどに行った経験から考えると、月明かりがあればある程度明るいのでしょうが、それもない時は本当に真っ暗になるのではないでしょうか。

 気になって、少し調べてみました。

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所のサイトによると、

屋外・快晴・・・100,000ルクス

屋外・曇天・・・ 30,000 ルクス

満月の夜 ・・・ 0.2   ルクス

星明かり ・・・ 0.02  ルクス

闇夜   ・・・ 0.007    ルクス

とのことでした。

http://www.aist.go.jp/science_town/standard/standard_03/standard_03_04.html

 映画館や劇場などにある客席誘導灯が0.2ルクス以上に定められているとのことですから、映画が始まる直前で客席誘導灯のみが点灯している状態が、満月の夜の明るさに近いということですね。

 もっとも明るい満月の夜でその明るさですから、少し離れたところや物陰などは、何かが隠れていても全く分かりませんね。人々の暗闇への恐怖もよくわかりますし、ランプの明かりや、何より朝日の輝きへの安心感、信仰心というところにも共感できます。

 日の光や月・星明かりが一切届かない迷宮に、ゆらゆらと揺れるランプの明かりだけを頼りに挑む冒険者たち。いやいや、大変なお仕事です。

 今節は、明かりの変化をシステムに反映するなどと無粋なことを考えず、ただただ、異世界に想いをはせてみました。